ついつい陥る,筋の通らない議論
世の中では,意図的にあるいは無意識に,筋の通らない主張が行われる。
ピケティは,大恐慌や世界大戦時に格差が縮まったという。これは「事実」。だから戦争すれば格差は縮まるはすという「推論(論理的可能性)」。それをすべきと判断するかどうかは「意見」。
もちろん,ピケティは戦争を勧めてはいない。
資産に国際的課税をというのはピケティの「意見」。課税されそうな人は,それは方法として無理だからできないという「方法」についての議論にもちこむ。しかし,「課税は嫌だ」という主張を,方法についての議論にすりかえているだけ。(方法的に可能であれば賛成なのかというと,別な理由を考えて反対するのだ。)
クリアな思考で議論を進めなければ(自戒)。
ピケティは,大恐慌や世界大戦時に格差が縮まったという。これは「事実」。だから戦争すれば格差は縮まるはすという「推論(論理的可能性)」。それをすべきと判断するかどうかは「意見」。
もちろん,ピケティは戦争を勧めてはいない。
資産に国際的課税をというのはピケティの「意見」。課税されそうな人は,それは方法として無理だからできないという「方法」についての議論にもちこむ。しかし,「課税は嫌だ」という主張を,方法についての議論にすりかえているだけ。(方法的に可能であれば賛成なのかというと,別な理由を考えて反対するのだ。)
クリアな思考で議論を進めなければ(自戒)。
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