N-BOX 続報 CVTに違和感?
支笏湖展望台から。大きくして見ると月とトンボが。9月17日撮影 |
これまでの燃費は?
11年ぶりに購入したN-BOX(NA,4WD)。これまでの燃費は300Kmほど走って20㎞/ℓくらい。片道10kmの通勤では18~19km/ℓ。近間を走ると,今までフィットでは11㎞/ℓ台だったのが15km/ℓほど。燃費は期待以上です。アイドリングストップの他,エンジンが良い(軽初のVTEC!)ことや変速機CVTの影響もあるのでしょう。
CVTはダメなのか?
私にとってCVTはN-BOXが初めての経験ですが,現在日本では,小型車の変速機はほとんどがCVTです。トルコンATに対して,「CVTは不自然。エンジンの回転だけ上がって速度が上がらないからだめ」という声を聞きます。両変速機の停止から巡航速度までの過程を比べてみましょう。
まず,トルコンATでは,アクセルを踏むと,エンジンの回転が上がるにつれて速度が上がっていきます。ギアが上がる度に一瞬加速が止まり,回転数はいったん下がり,再び上がって速度も上がっていきます。つまり,エンジンの回転数は上下を繰り返します。
初めてトルコンATを運転したとき,変速機が,こちらの予期しない時にギアチェンジするのに違和感を感じたことを思い出します。
一方CVTの場合は,アクセルを踏んですぐに3000回転くらいまで回転が上がり,その後ギヤ比が連続的に変化して,回転数を保ったままで徐々に速度が上がっていきます。CVTは,できるだけ長い時間燃費効率の良い回転数で走ることによって燃費を稼ごうとしているのです。
トルコンATでも,燃費の良い走りをするためには,低い低回転でだらだら加速をするのではなく,巡航速度までは回転数を上げて「スッ」と加速するほうが良いと言われているのも同じ理由です。低回転で長時間加速するのは効率が悪いのです。
CVTには,ギアチェンジで加速が途切れることがないという美点があります。マニュアルから「勝手に変速する」ATに慣れたように,CVTも性質を理解して運転すれば,そのうち慣れて快適になるのだと思います。
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