一太郎あるある

一太郎は遠くなりにけり

新しい一太郎を告知するメールが今年も送られてきました。毎年恒例の新しい一太郎ですが,10年以上前に一太郎13を買って以来買うことはなく,専らWordを使う毎日です。

Windows7が出たころまでは,ATOKがMS IMEに比べて明らかに優れていたので一太郎は魅力的でしたが,現在では,付いてくるもので「間に合う」気がして,お金を出してまで買いたいとは思わないのです。

一太郎使いのあるある

たまに,一太郎で作成した文書を直さなくてはならないことがあります。日常使わなくなってから10年以上たっているので大変。機能がどこにあるか分かりません。そして,とんでもない使い方をしている人が多いのことも気が付きます。

1)スペースによる字下げ字下げは全てスペースで,という文書が良くあります。これ,次の年に文書を一部修正して使おうと思うと最悪です。

そもそも,「段落スタイル」の概念がないので,ルーラーなどは使わない。タブも使わないで「文字が揃わない」と文句をいう。そんな一太郎使いの人たちは,行をまたいで文字の頭を揃えるために,等幅フォントのMS 明朝の10.5ptしか使わない。つまり,初期の名作であるDOSの一太郎3の使い方のまま,いや,「ワープロ」の使い方のままなのです。いまだに倍角、四倍角,縦2倍角,縦半角の文字があったりして驚きます。

2)極小の行間にそれより大きい字間
一太郎は,標準の字数・行数を使うのではなく,任意に指定するのが標準です。なので,ある文書の用紙設定を変更した結果大変なことになっているものがあります。次のような感じです。
 懐  か  し  い  一  太  郎
 字  間  が  行  間  よ  り
 大  き  い  も  の  も

もちろん,こうなったら,設定を変えれば良いだけなのですが,こだわらない人が結構いるのです。

3)白抜き文字でプリントは真っ黒
独特の文字修飾の方法も。白抜き文字のタイトルを使う人が多く,プリントすると真っ黒に。手も汚れます。

一太郎を使っている人のワープロについてのリテラシーは,Wordを使っている人に比べて今一というのが経験上の感想です。日本語ワープロの確立に一太郎の貢献は計り知れません。しかし,今となっては,残念ですが縦書きで文書を書く人以外に,一太郎をお勧めする理由はなくなってしまいました。

ジャストシステムは管理工学研究所のようになっていくのでしょうかね。

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masao
ゲイツ,ジョブズ,さんまと同じ1955年生まれ。 この春から自由人?に。