回らない回転ずしの功罪

最近,「回らない」回転ずしが増えている。

その理由は,握りたてが食べられるという客のメリット,廃棄がなくなるという店のメリットなどだろうが,重大な欠点も。

回転ずしでの私の行動を振り返ってみると,流れているすしから定番のネタの様子を見て「今日の○○を食べるかどうか」を決め,さらに,いつも頼むわけではないネタが目に入って「食べてみたい」とピックアップするのだ。

流れていネタは,注文すべきかどうか迷う。「ホタテは食べたいが,どんなホタテなのか」と思ったりするのだ。店によって,ネタの質はピンからキリまであるし,同じ店でも,日によって質が異なるのだ。また,食べたことのないネタは,写真ではなく実物を見ることで決心がつく。

つまり,レーンを流れるすしは「サンプル」なのだ。「サンプル」を見て,食欲がすすみ,「予定以上に皿を積み重ねることになる」というのが,重要な回転ずしのコンセプト。さらに,他の客がお皿に伸ばす手を見ると,競争心?がわくもの。なのに,それを放棄してしまうのは,店にとって損だなと思うのは私だけ?

先日,6時に行っても平日ならすぐに食べられるという手ごろな回転ずし屋で,突然,すしが回っていなかったことから考えたことです。この店の場合は,戦略の変更ではなく,単に職人に対して客が少なかったので回さなかったと見えましたが。

追伸:また行ってみたら,回っていました。あまり沢山ではありませんでしたが。

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masao
ゲイツ,ジョブズ,さんまと同じ1955年生まれ。 この春から自由人?に。