ついに実行力を示した安倍首相

議論ではなく実行。やったね！安倍首相。安保法案委員会通過，おめでとう。

彼が信念を通すことができたのは，決して無駄な議論をしなかったから。 議論にのってしまうと，論破されたときには信念を曲げざるをえない。だから，「この道しかない」と確信したときは，決して議論してはならない。相手の論理を受け止めて批判してはならない。そこから議論が発展して，意見があやふやになってしまう。

議論に負ける危険もある。議論をしなければ議論には負けない。国会答弁では説明するだけ。説明して，相手が反論して来ても，相手の議論に乗って反論してはならない。

もちろん，議論に負けたとしても，負けたと感じなければ良いだけのことではあるが。そんな技も彼は備えている。これなら，国会では無敵だ。

そして，質問への答えとしては，さっき言った持論を繰り返す。「確信している」とか「絶対に」など断定的な表現を加えるのも効果的だ。決して，相手の議論にのってはならない。議論をすれば信念が曲がってしまう。

この方法では，わかってくれない愚かな相手に「どうしてわかってくれないの」とイライラしてしまい，ヤジを飛ばしたりして議長に注意されるリスクがあるというのが欠難点だが。

そして，国会前の愚かしいデモの中，ついにおじいさんと並んだ。めでたし，めでたし。