国民栄誉賞を「体よく」断る方法 イチローの場合
イチローが断ったのは3度目
今まで,二度の国民栄誉賞の打診に対して,「現役中はもらわない」と断っていたイチロー氏ですが,3度目の打診も断ったというニュースが。辞退の言葉は「人生の幕を下ろした時に頂けるよう励みます」。引退したらもらってもいいというのは嘘なの? いや,いずれの返事も「体よく断るための方便」ですから。きっと,死んでからくれると言われても辞退するのでしょう。その時は「来世にいただけるのなら」と言って!?
権力によって権威付けされる人,人によって権威付けされる権力
イチロー氏の場合,野球選手としての価値はすでに確立しています。だから,国民栄誉賞を受賞したとしても彼の価値がどうなるわけでもありません。これに対して,政権は,賞を与えることで「授賞権威」を演ずることができるというメリットがあります。「すごい人」を「すごい」と認定する権力をもっている私は「すごい」のだと。
そういうのって,私が見聞きした限りのイチロー氏は「大嫌い」だと思います。 自分のことを良く知っていて,自分がが認めている相手からほめられるのは嬉しいと思いますが。
私に国民栄養賞の打診があったら,なんて言って断りましょう?(笑)
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