社長の思い付きで社員はてんやわんや 総理の一声で５％還元

最近，政治家の思い付きで周囲の人たちがてんやわんやすることが多い。

サマータイムの導入がその一つだ。これはなんとか阻止することができたが，無駄な労力を使わされた国民は不幸だ。サマータイムの是非には議論もあるだろうが，オリンピックのマラソンのためにサマータイム導入という政策はありえないですよね。

来年の１０連休もあり得ません。ゴミはどうするのかなど様々な問題が。１０日間にわたって日本の市場が閉鎖されれば，これは大災害となるのでは。株や為替の取引で完全に日本は痛手をうけるのでは？　
長期の休暇を作れば消費が伸びて景気が良くなると考えるのは良いのですが，全員が一斉に長期間休むのはマイナスが大きすぎます。各人が別々に長期休暇をとるというのが，消費者も生産者も幸せになれる方法であるのは明らかです。欧米では（かなりの程度）そうしています。長期休暇は「後ろめたい」という文化を変えなくては日本経済の競争力は下がります。もう，祝日を増やして消費を増やそうという政策は止めませんか。

来年の消費税増税に際してとられる，かなりややこしい「経済対策」もそうです。特に，キャッシュレス決済の推進とからめてポイント還元２％を打ち出したのは筋が悪いのでは。と思っていたら，安倍首相は突然，「中小には５％還元」と言い出しました。殿に振り回される官僚は大変です。もちろん，最終的には国民が大変なのですが。

首相が，「私が関わっていれば辞職」と言ったものだから，辻褄を合わせるためにお役人がてんやわんやしたのを国民は忘れてはいないと思いますよ。