年金のマクロスライドをわかり易く言えば

現在の日本の年金制度には,「マクロ経済スライド」という仕組みがある。いろんな人がいろんな説明をしているが、分かりにくい。いや、分かりにくくすること自体が目的とも思えるのだ。いわゆる,けむに巻く?

分かりやすく説明する。
現在の受益者・負担者の構造で成立する仕組みを作った。今後,予想より受給者が増えたり,掛け金を払う人が減ったりしたら支給額を下げて調整します。これで年金制度は絶対破たんしません。なのでご安心を!ということ。

厚生労働省による説明
http://www.mhlw.go.jp/nenkinkenshou/finance/popup1.html

この説明は,間違いではありませんが,本質がわかりにくいですね。年金の財政負担がこれで確実に抑えられ,年金財政は破綻しません。しかし,ここには,年金が頼りになるものとしてあるかどうかの視点はありません。

また,支給水準が大きく下がれば,掛け金を払わない人が増え,制度が破たんするという可能性もないわけではありません。

それにしても、「まくろけいざいすらいど」という,うまい「ジュモン」を考えたものですね,お役人は。

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masao
ゲイツ,ジョブズ,さんまと同じ1955年生まれ。 この春から自由人?に。