みんなでサングラスは美談か 

子宮頸がんワクチンの副作用で,サングラスを手放せなくなった生徒のために,全員サングラスで合唱という記事がwithnewsに。

でも,この行動の前提にあるのは?
 人それぞれ,色々な事情があるのだから,違う格好をしていても不思議はないという考えであれば,その生徒がサングラスをかけていても何の問題もないはず。

なのにみんなでサングラスというのは,「一人だけ違う格好をしているのはよろしくない(かわいそう,ダメ)」という考えが(無意識だとしても)あるのですよ。

この記事を読んだほとんどの人は,これを美談としてとらえていると思う。何と思いやりがあるのでしょう」と。でも,これは「同調圧力」の中で生きる人たちが,生きるために無意識に身に着けてきた行動様式で,異質なものが排除されていく仕組みなのです。

「みんな違ってみんないい」という社会は日本では難しいのでしょうね。

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masao
ゲイツ,ジョブズ,さんまと同じ1955年生まれ。 この春から自由人?に。