中間貯蔵施設は第二の米軍基地か

日本の原発。政府・経済界は「ベース電源」として復活させようとしているが，それは不可能。

炉の増設ならともかく，新設を容認する地域住民は事故後は存在しない。一方，現在は原発の敷地内に置かれている廃棄物。地中に埋めるという最終処分場をつくれる見通しはないので，「一時保管」している原発内の敷地がもうすぐ埋まってしまう。そのため，政府がどんな方針をとろうと，もうすぐ原子力発電は完全に停止せざるを得ないのだ。

しかし，方法はある。憲法を変えて「公益」が生存権に優先されるようにできれば，「原子力発電は国益」と考えている政府は，強制的に「中間」貯蔵施設という名の最終処分場を建設することも可能になる。くわばら，くわばら。