大谷がノックアウトされた理由 5月22日ホークス戦

ダメージが大きい。快投を続けてきた大谷が,突如打たれて逆転された。テレビの電源を切った。

快調に打者を料理してきた投手が,突如打ち崩される。同じような出来事をいままで何度も見てきた。それは,今日のように打者が「手も足も出ない」と感じた時に起きる。始まりは下位打線だ。

「これは打てない」と思ったバッターたちは,とにかくストレートのタイミングでバットにあてにくるのだ。外角よりの球をコツンと打って,野手の間を抜ける。決して長打の出る振りではないが,普通に振ってはあたらないからという「あきらめ」が功を奏する。プロ野球の選手は,160kmの球でさえバットに当てるだけの技術を持っているからすごい。

ここで,変化球を投げて投球を組み立てれば打ち取れる。フォーク(高めのストライクはだめ)でもカーブでもスライダーでもチェンジアップでも,今日のばあいだったら半速球でも打ち取れるはず。速球に合わせているタイミングさえずらせば良いのだ。あるいは内角のストレートでも良い。「当てに来ている」ときには打ちにくい。

だが,それができないと,打者を球威で振り切ろうとしてコントロールを乱す。今日の場合,大谷はフォークに頼ったが決まらず,内角は怖いという勘違いから外角のストレートを投げてヒットを打たれるという悪循環にはまった。

もちろん,野手の間を抜け続けるという不運が続かなければ逆転はされないのだが。野球は奥が深い。(内野を4人にするという奇策を思いついたが。)

今朝,ニュースを見るとファイターズが逆転したとのこと。本当に野球は難しい。

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masao
ゲイツ,ジョブズ,さんまと同じ1955年生まれ。 この春から自由人?に。