学生アルバイト「も」採点に？ 共通テスト記述式

共通テストでは、国語と数学に記述式の問題が導入されることになっています。その採点はネッセの子会社が請け負うのですが，試験実施前に，問題と正答例が業者に渡されることになっています。

アルバイトが事前に問題を知ることができる？

「学生アルバイトが事前に知ることができる」と思っている人もいますが，そうはならないでしょう。おそらく，知らされるのは「プロの採点者の一部」だけです。

想像してみます。「プロの採点者の一部」が事前に一か所に集まり，採点基準について協議するなど採点の準備をすることになります。50万人の採点をするには，全国に何十という拠点を設定しなければなりませんから，集まらなければならない主導的な採点者も数十名になるのでしょう。事前に問題を知った採点者たちは，試験が終わるまで外部との接触を断つ必要もあります。

実は，ほとんどがアルバイトになるのでは？

（国語・数学を合わせての人数なのだと思いますが）１万人の中にアルバイト「も」含まれるそうです。専門家が主でアルバイトが従と思っている人がいるかもしれませんが，千人が職業として国語を教えている人でアルバイトは９千人なのかもしれません。私の感触では9千人の方に近いかと。そうであれば「ごはん論法」的印象操作ではないかと。国会議員の方，聞いて確認してみてください。