北海道の高校入試問題が面白い 2018年度社会科

3月6日は,北海道の高校入試だったが,社会科の問題に関して2点ほど。

各紙の朝刊に問題が掲載される(写真は北海道新聞)

毎年必ず出る問題がある

北海道の道立高校入試では,毎年必ず社会科の問題に「北方領土」が出る。今年は「択捉島」が出た。必ず出るので,塾の先生は「北方四島必ずおぼえとけよ」と指導する。「択捉」と書けなければ「エトロフ」と書いても点はもらえる。でも,色丹を「しゃこたん」と書いてしまっては点数はもらえないので,悪しからず。

それにしても,毎年必ず北方領土の問題が出るという取り決め?は入試問題としていかがなものか。

「憲法の役割は何か」という,時節柄,大胆な問題

今年の社会科の設問の一つが,安倍政権に挑戦している。

問 立憲主義とはどのような考え方のことですか。憲法によって制限するものと守るものがわかるように簡単に書きなさい」。

答えは当然,「権力を制限し基本的人権を守る」となる。

安倍さんの憲法観から言えば,「まさに」偏った憲法観に基づく設問である。はたして,安倍さんは,北海道教育委員会に「誠実で,丁寧な説明」を求めるのだろうか。

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masao
ゲイツ,ジョブズ,さんまと同じ1955年生まれ。 この春から自由人?に。