安倍首相の「適材適所」とは

日本語や論理を無視する首相の答弁

いつもながら，めまいを覚える安倍首相の答弁。整理してみると。

起こったことは：
　理財局は，不当に森友学園を優遇して国に不利益を与えた。
　理財局長は，国会で虚偽の答弁をして国民を欺いた。
　（その理財局長は，国税庁長官に昇進。）

必要なのは：
　理財局関係者の処分と，再発防止。理財局長の答弁に対する処分。

首相の対応は：
　不当な行政があったことを認めて，
　これから「再発防止策」を行う。（関係者の処分は行わない。）
　佐川理財局長の国税庁長官任命は「適材適所」だから取り消さない。

安倍語の「適材適所」とは

国の財産を損なってでも安倍首相の知り合いを優遇するという「忖度」のできる人は，国税庁の長官として適材であるということ。

日本語や論理を無視する安倍首相。でも，そのような指摘は「まったくあたらない」のでしょうね。野党はしっかりと，首相の不思議な答弁の「揚げ足を取って」追い詰めてくださいね。

国会で，モリカケ問題を取り上げ続けるのは時間の浪費との指摘は正しいと思います。首相が適切な対応をとれば直ぐに終わる問題なのですが。