投球制限は不平等? 高野連の行動

新潟県の高野連が春の県大会で100球の球数制限を設けると決定したのに対して,高野連が「待った」をかけました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190220/k10011821671000.html(NHK NEWS WEB)

高野連の竹中雅彦事務局長は,球数制限は「部員が少ないチームが不利になる」との意見です。けれど,もとより,ようやく9人集めて出場する高校と大阪桐蔭のような強豪校との間には絶望的な不平等があるのです。「登録選手何人以下のチームには適用しない」と例外を定めれば済むことで,この問題,そこが議論のポイントではありません。

全国大会の予選が,一県だけ違うルールで行われるのには問題があるので待ったをかけるというのはわかります。本当の問題は,長年球数制限について多くの提言があり,近年大きな課題になっていたにもかかわらず,高野連が真剣に検討してこなかったことです。この度の,新潟県の行動があって,ようやく4月から高野連も検討することになったようですが。

高知商業高校の野球部員が,同校ダンス同好会の発表会にユニフォーム姿で出演したことについて処分が検討(後に撤回)されたことに見るように,高野連の考えは旧時代のもので,昨年来多くの体育に関わる組織で問題となってきた,現代には通用しない体育系の古い体質が,今回の出来事でも原因なのではと思うのでした。

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masao
ゲイツ,ジョブズ,さんまと同じ1955年生まれ。 この春から自由人?に。