グローバル化は格差を広げないとホリエモンは言う
21日放送の「報道ステーション」で、古舘伊知郎氏と堀江貴文氏の対談があった。
古舘氏がグローバル化は格差を拡大すると考えるのに対して,堀江氏は逆に「平等化が進む」と主張。
世界が一つの市場になるのだから,同じ内容の労働には同じ賃金という状態に近づいていく。これは日本の労働者から見れば,賃金が引き下げられるということに。でも「平等」だ。こういう意味では堀江氏の主張は正しい。
これに対してピケティが主張しているのは,資本主義経済では,経済が発達すれば自然と格差が縮小するなどということはないというもの。先進各国のデータを分析した結果だ。
これらの主張は対立するものではないのだが、両者の話はすれ違う。古舘氏はインタビューアーとして,堀江氏の主張を理解した上で,その論理を(視聴者に向けて)明らかにしていき,必要があれば問題や矛盾を指摘していくというのが仕事だと思うのだが。
平等化が進むというのはポジショントークではないと堀江氏はいっていた。「平等化」は事実だが,「グローバル化賛成」はポジショントークではないのか。国の異なる労働者間の平等化は進むが,労働者と資本家の間の格差は進むのだ。そして,堀江氏自身の目指すポジションは「グローバル投資家」だ。
古舘氏がグローバル化は格差を拡大すると考えるのに対して,堀江氏は逆に「平等化が進む」と主張。
世界が一つの市場になるのだから,同じ内容の労働には同じ賃金という状態に近づいていく。これは日本の労働者から見れば,賃金が引き下げられるということに。でも「平等」だ。こういう意味では堀江氏の主張は正しい。
これに対してピケティが主張しているのは,資本主義経済では,経済が発達すれば自然と格差が縮小するなどということはないというもの。先進各国のデータを分析した結果だ。
これらの主張は対立するものではないのだが、両者の話はすれ違う。古舘氏はインタビューアーとして,堀江氏の主張を理解した上で,その論理を(視聴者に向けて)明らかにしていき,必要があれば問題や矛盾を指摘していくというのが仕事だと思うのだが。
平等化が進むというのはポジショントークではないと堀江氏はいっていた。「平等化」は事実だが,「グローバル化賛成」はポジショントークではないのか。国の異なる労働者間の平等化は進むが,労働者と資本家の間の格差は進むのだ。そして,堀江氏自身の目指すポジションは「グローバル投資家」だ。
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