天皇の譲位について考える

最近,天皇についての話題が続いている。

池上氏の選挙速報では,三原じゅん子氏が「神武天皇は実在の人物」という歴史認識を披露した。さすがに,「教科書にも実在はしていないと書いてあるのだが」と指摘されてたじろいだが。まあ,その程度の認識ということ。

そして,天皇の譲位についての話題がこの週末から。実用的な観点からは,皇太子と交代してはという(ダジャレまがいの)ことになるのだが,さらに実用的な考え方をすると,しばらくは,天皇の代理で皇太子が行えば良いということにもなる。

歴史という観点から私の頭に浮かんでくるのは,退位した天皇が行ってきたこと。多くの,退位して上皇となった元天皇が,様々な政治的動きを行ってきているという歴史がある。天皇ではないので,天皇より自由に行動が可能で,規則や慣行にしばられずに権力をふるえるのだ。

もちろん,現在の天皇がそうなるとは思えないが,将来的に,憲法に縛られない元天皇という存在を利用しようとする勢力が出てくる可能性はある。わざわざそのような危険をつくる必要はないかなと。

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masao
ゲイツ,ジョブズ,さんまと同じ1955年生まれ。 この春から自由人?に。