シエンタのデザインもどうした!

これが,新しいシエンタ。カローラの顔も,ものすごい整形結果だったが,シエンタはどうだ。

バンパーの両端まで黒く口はさけ,そこから上にライトまで「引かれた」線が不気味だ。

黒い線がなければこうなる。上の
「黒線入り」が私のいたずら,と
いうわけではない。
このモチーフはリアでも繰り返される。バンパー下部に水平の黒い線が引かれ,それが両端で上に伸び,リアのランプに繋がる。

リアドアの下の黒三角もすごい。確かに,こんなデザインは見たことがない。往年の三菱GTOにあった,サイドエアダムのエアインテークというフェイク以来のショック。

旧型のシエンタは売る側も期待していないロングセラーとなった。他にない小型の3列シート,そしてミニマルなデザインが良かったのだが,前作のデザインが好きで買った人は決して新型を気に入ることはないだろう。

もっとも,3列シートは,小学生と祖父母・両親という一家でのお出かけに便利なもので,役に立つ時期は短い。旧型から新型への買い替え需要は少ないという確信犯的行動なのだろうが。

フランスやイタリアの車には時々,「変なデザイン」が見られるが,それなりに魅力的なものであることが多い。例えばルノーのカングーのように。しかし,シエンタのように狂ったデザインのものはない。

マイナーチェンジのプロボックス・サクシードの顔も改悪だ。どうなってしまうんだ,トヨタデザイン。普通のデザインではだめで,インパクト勝負という社の方針らしいが。

*デザインの良し悪しは好みによるところが大きいので,あくまで「私の好みでは」ということでお許しいただきたい。

追伸:11日の某紙の朝刊に4.25面に渡るシエンタの広告が。黄色いシエンタの真正面,真後ろ,スライドドアをオープンした横など,多数の写真が見られる。斜めからの画像は無く,前後ライトとバンパーを結ぶ「黒い太線」がなるべく目立たないような撮り方を「工夫」したようだ。

さらに:ディラーで見てきました。ボディーカラーによってラインの色も変わります。シルバーには黒いラインが。
印象は「写真で見るほど違和感はない」です。ホンダ・フリードと真っ向勝負ですね。

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masao
ゲイツ,ジョブズ,さんまと同じ1955年生まれ。 この春から自由人?に。