代替えと有効的 私はそれが許せない

間違った言葉遣いも，多くの人が使うようになれば「正しい用法」になるというのはわかっているが，おじさんはそれでもやはり気になる。

１．有効的
使用例：「今のは有効的な球でしたね。」

初めて聞いたのは，400勝金田の野球解説と記憶している。それ以前に聞いたことはなかったので，おそらく彼がオリジナル。以後，解説者に広まり，一般の人たちも使うようになった。正しくは「有効な球」。「的」を使いたいなら「効果的」でしょう。

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”有効的な練習”が約 4,600 件，”有効な練習”が約 73,800 件，効果的な練習”が約 317,000 件

２．価値観（感？）
使用例：「原には四番としての価値観がない。」

これも，野球解説から始まったと思う。正しくは「価値がない」だろうが，これだと強すぎることからこのような表現を使ってしまったのだろう。

google検索の結果： 正しい用法の「価値観がない」が多く使われているが，誤用の方はほとんど見られない。文字にすると変なことに気が付くのか？

３．代替え
使用例：「代替え教員」

話し言葉では「だいたい」が理解しにくいからだと思われる。

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書き言葉ではあまり使われていないようだが，話し言葉では圧倒的。