はまぼろしの「第三の矢」 アベノミクスが失敗する理由

アベノミクスは「最初から」終わっている。その理由は。

第一の矢，金融緩和は日銀に圧力をかけて実現した。第二の矢，財政出動による景気刺激は法律をつくればできる。財政悪化を無視すれば。

ところが，第三の矢（成長戦略）はそうはいかない。法律を作ったからと言って成長はできない。

予定されているのは法人税を下げることくらい。これで確実に実現するのは「既存の」企業の利益の増加。「成長」が実現するかは疑問。「地方創生」だって今の段階では「地方はアイデアを出せ」といっているだけで，内閣のアイデアは商品券を配ることぐらい。バラマキは「成長」のための方法ではない。（財政悪化の要因にはなりますが。）

なぜか，「五つの赤い風船」というグループの「まぼろしの翼」が頭にうかんできたので，タイトルに。