監督の選択は大切 ファイターズのチームマネジメント

楽天の監督が大久保氏に決まった。古田氏という予想もあったのだが。

北海道移転後のファイターズの監督は,ヒルマン,梨田,栗山と続いているが,日本スポーツ界の悪しき伝統である「しごき」から遠いイメージだ。

明治以後生まれた軍隊文化である「体育会系」の悪しき部分は,ここ数年,ようやく全面的に否定されるようになった。これまで,建前では否定されてきた「しごき」だが,「本音」の部分では肯定され,延々と学校部活文化の中で継承されてきた。しかし,相撲や柔道の不祥事で流れは大きく変わった。

 ファイターズの人事にはそんな匂いは全くない。年配女性の観客に支えられている球団としては適切な選択と思う。再来年,稲葉監督となればイメージ戦略の点では満点だ。

これに対して楽天はどうだ。望ましい企業イメージは「スマートな新興IT企業」だろうが, 近年は星野(往年の彼とは違ってきているようだが)に次いで大久保と,選手を殴っていそうな「イメージ」の監督が続くことになった。楽天の三木谷社長は,イメージの大切さは理解していると思うのだが。それとも「社員は根性が大切という会社」だからイメージは合っているという考えなのだろうか(そんなわけないか)。

ちなみに,野球チームは「軍」,試合は「戦」に擬されています。

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masao
ゲイツ,ジョブズ,さんまと同じ1955年生まれ。 この春から自由人?に。