公正中立な報道などないノだ(バカボンパパ調で)

朝日新聞が誤りを認めた。しかし,産経新聞や読売新聞が誤報の危険を免れているわけではない。
例えば,読売新聞の思い込み 吉田茂が9条解釈変更の先駆者?

この問題の新聞を読む人にとっての教訓は,新聞記者は自分の思い込みに従って記事を書いてるということ。もっと本質的にいうと,記事を書くことは「特定の視点で事実の一部を切り取る」ということなので,中立公正な(特定の立場をもたない)報道など原理的にありえないということ。どんな記事も「偏って」おり「主観的」なのだ。繰り返すが,「朝日新聞以外なら大丈夫」なのではない。

新聞記者の取材の様子を見聞きした私の経験では,関係者へのインタビューは「答え」があらかじめ記者によって作られていて,それを「答えさせる」というのが取材の実態。まるで穴埋め式のテストに答えを入れさせるようなもの。記者の期待通りの答えが得られなければ,得られるまでしつこく「自分が想定した答え」を求める。

まあ,毎日締め切りまでに記事をまとめるには,記者は取材前に記事のほとんどを自分の頭の中でつくりあげていなければならないのは理解できるのだが。

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masao
ゲイツ,ジョブズ,さんまと同じ1955年生まれ。 この春から自由人?に。