Apple帝国の凋落?

私の周りで,iPhone6の話題は聞かれない。5の時は職場でも,買った人と買いたい人の間で盛り上がったのだが。デジタルガジェットに興味のある私も,5までのような発表前の期待感はなかった。

iPod,iPhone,iPadとヒットを連発し,絶好調のApple。「なんとなく洗練されてカッコいい」を提供して成功してきた。「カッコいい」をつくりあげているのはデザインにたいするこだわりだ。

競合する韓国製品よりはるかに小さいスクリーンにこだわったiPhone4・5。この大きさがベストというジョブズのこだわりがそこにある(ように消費者に思わせることに成功している)。大きくする代わりに,ドット密度を4倍にした。「カッコいい」ね,不便だけど。4sまでは「スクリーンの縦横比は4対3という哲学もあったようだ。

これらのこだわりは,今はもうない。6 Plusは5.5インチでライバル並みに大きいし,スクリーンの縦横比も16対9だ。普通のデザインのApple Watchも,Appleらしさを提供できていない。ジョブズがいたら,今回の製品は発表されていないだろうね。

Appleはここ数年の成功はものすごい。でも,永遠に続く「大成功」などないというのが世のならいなのです。

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masao
ゲイツ,ジョブズ,さんまと同じ1955年生まれ。 この春から自由人?に。