経済学頑張れ 成熟社会の経済学


11月27日北海道新聞夕刊「エコノ女子部」で勝間和代さんがこんなことを。
1.経済の一番の問題は「デフレ」である。
2.解消する方法は金融緩和である。

1,はそうなのかも知れないが,2.はどうか?

金融緩和は「長期にわたって」行き着くところまで進んでいる。つまり,金融緩和でデフレは解決できないということは明らかなのである。うまくいかないことは事実で証明されているのである。にもかかわらず多くの人がいまだにこれに固執している。

その理由は,効果が期待できるからではなく,お金持ちにとって都合がいいそれ以外の解決策が思いつかないからである。

これから金融政策を強化するとすれば,ほとんど禁じ手しかない。つまり,安倍総裁の構想である。日銀が国債をじゃんじゃん買って,お金をじゃんじゃん供給すればいい。その結末は経済の大混乱?

成長社会の経済学はもはや通用しない。貨幣の供給量を増やしても思うように投資は増えないし,公共投資も財政赤字を増やすだけ。今必要なのは,成熟社会の経済学をつくりだすことである。なんといっても,みんなそこそこ豊かに暮らしているのだから,発想を変えればうまく生活していける経済学がつくれるはず。成長がなければうまく回らない経済が,いま資源の制約にぶつかっているのです。経済学がんばれ。

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masao
ゲイツ,ジョブズ,さんまと同じ1955年生まれ。 この春から自由人?に。