全力をつくさないことは正しい バドミントンの失格問題

ロンドンオリンピックのバドミントン競技で、故意に負けようとした選手たちが失格とされた。また、サッカーの予選でも日本女子は「2位通過を狙った」といわれている。しかし、私には選手が悪いとは思えない。

競技の目的は「勝つこと」である。オリンピックでは金メダルをとること。そのために選手は全力をつくす。予選で故意に負けようとしたのも、金メダルをとろうとしたからだ。目的に向かってあらゆる手段をとっているだけなのだ。

しかし、このような試合は「見る側」からすればとんでもないことである。私がお金を払って見に来たその試合が、選手たちがわざと負けようとしている試合ではたまらない。つまり、オリンピックの一つの側面である「興業」という観点からすると許せないことである。

このようなことを防ぐには、予選で上位に立つことに決勝トーナメントでのアドバンテージを与えるしかない。たとえば、サッカーであればトーナメントの1回戦でPKで決着となった場合に1ゴールのアドバンテージを与えるなど。「けしからん」では問題は解決しない。




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masao
ゲイツ,ジョブズ,さんまと同じ1955年生まれ。 この春から自由人?に。