省エネは災害に弱い? & 節電目標が下げられるのは?
20%節電は無理?
北海道では,震災後,20%の節電が求められてきた。でも,私のところでは20%の節電は無理。もともと,それほど無駄遣いはしていないから。省エネが進めば進むほど,災害時に節電する余地が減るというのは皮肉。電球をLEDに取り換えれば節電になるが,それが普及すると,それ以上の節電は難しい。こまめに電源を切れば節電になるが,それが通常になると,それ以上節電はできない。
普段はふんだんに電力を使い,いざという時は無駄遣いしないというのが,災害対応ということ「だけ」についていえば正解?
経産省が節電目標を見直すとの報道が。なぜ?
とかなんとか思っていると,経産省が節電目標を解除した。一応,「10%削減の努力は求める」という,わかりにくい内容。問題になっているのはピーク電力なので,一律20%の削減は必要ない。夜にニッカの看板を消す必要もない。ピークの消費量は削減しなければならないけれど,全体の消費量を落とすことのメリットは,今回の問題についてはない。
でも,需給の状況を見ていると,まだ節電を強く訴えた方が良いとおもうのだが。節電で全体の電力消費が20%も減れば,電力会社の収入が減ってピンチになるからなのだろうか。
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