月形樺戸博物館に行ってみた 道路工法に驚く
以前から一度行ってみたいと思っていた月形樺戸博物館に行ってみた。樺戸集治監の囚人労働が開拓に使われたということは聞いていたのだが。
月形樺戸博物館は,月形町役場の隣にある。保存されている集治監の本庁舎から入って色々な展示を見られるようになっている。
見学して知ったのは,思っていたより集治監は広かったこと。そして,囚人が作った道路の「工法」に驚いた。
石狩川の氾濫原に道路を造るときに,なるべく自然堤防上を通るように少しだけ曲げられたこと,後背湿地では路面が沈下しにくいよう下に丸太を敷いて作っているのだ。
(ブラタモリ風!)
現代では,発泡スチロールを敷く工法がある。勇払原野を通る道路の舗装工事で目にして驚いたことがある。同じような発想が昔からあったのだなと感心。
もう一つ知ったのは,月形町の名前が初代の典獄(監獄の長官)の名に由来するということ。北海道の町名は農業開拓者のリーダーの名前や移住元の地名から取られていることが多いのだが。そして,月形町のおこりは農民の開拓ではなく監獄が立地したことだったとは。
行ってみて,ためになりました。
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