ウポポイに行ってきました
国立アイヌ民族博物館の常設展示 |
2月11日,白老町の民族共生省庁空間「ウポポイ」を初めて訪れました。以前は,私にはなかなかしくみが理解でなかった2種のチケット予約が必須でしたが,今はなくなっています。
場内はそれほど混んではいません。エントランス棟に入ると,外国からの来館者が目立ちます。アジア系の方々は台湾の先住民の方でしょうか(先入観?)。博物館の2階にある展示会場へエスカレーターで上ると,大きな窓からポロト湖のパノラマが見えます。
凍結した湖面ではワカサギ釣りをしている人たちが見えます。(写真正面に横一列のカラフルな点) |
博物館の展示はおもしろいものが多くて,気が付くと小一時間が経っていました。祭祀に使うイナウにも色々な形があることも知りました。
顔の彫られたイナウ |
アイヌと和人は古くから交易をしており,多くの文物がアイヌから和人へ,和人からアイヌへと渡っていることがわかります。アイヌの伝統文化とされるものにも,祭器としての漆器など和人の文化が浸透しています。
以前「ポロトコタン」と呼ばれていた頃にもチセ(家)が再現されていました。それと同じ位置に集落がつくられています(「伝統的コタン」)。違和感があったのがチセ(家)のつくり。大きめの3棟のチセは板張りで,ログハウス的なものにヨシのむしろを巻いたもの。
これは屋根裏。部屋は暖かい。 |
小さめの2棟(サケを干している写真に写っているもの)は昔ながらのものに見えるのですが,冬のためか中は見れず。外国の人に誤解されるかと心配です?
サッチェプ(サケの干物)をつくっています。 |
オオウバユリのキャラクター「トゥレッポん」があちこちに立っています。オオウバユリはよく見かける野草ですが,根のでんぷんを食料にしていたとのこと。「ゆり根」みたいな感じでしょうか。
「カフェ リㇺセ」で「チェプオハウセット」をいただいて,帰途に就きました。
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