電力値上げがいやなら原発再稼働？

原発が停止しているから電力料金があがるのだという意見は正確ではありません。現在は，原発が動いていたとしても，値上げしなければならない状況なのですから。

値上げの原因は火力発電の割合が増えたから「だけ」ではなく，安倍政権が実現した「円安」と消費税増税，世界情勢の不安定化による燃料価格の高騰です。円安の影響が最も多く，燃料価格はおよそ2割あがったことになります（円建ての輸入もあるけれど）。ドル換算での原油の価格は２０１２年に比べて５パーセントほどしか上がっていません。

もちろん，原発を再稼働させれば値上げ幅は半分くらいに？下がる可能性はありますが，だからといって値上げをしないで済むわけではないということを言いたいのです。

ちなみに，北海道の場合，０９年度の発電量は火力４８％、原子力４０％、水力１２％でした。

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そして最も重大なことは，長期的にみれば，原子力発電を行えば行うほど後世に負債が残ることになること。

廃炉にどれだけのお金がかかるかわからず，廃棄物の最終処分は見通しがなく，とりあえず（という名の永遠かもしれない）「中間処理」のために膨大な迷惑料（補償金）が税金から支払われることに。どう考えても採算がとれない構造になっているのだが……。

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北海道電力にはＬＮＧ発電所が一つもないということを今日知りました。だめだ，こりゃ。
 http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1408/01/news025.html