新作落語も楽しい 春風亭昇太・柳家喬太郎など

落語ファンの多くは,古典落語を聴く。難しい顔をして落語を「鑑賞」する。私もその一人だ。でも,それって,難しい顔をしてジャズを聴くおやじと共通する,どこか間違った風景だ。(素直に,単純に楽しめ! > すみません。私,ジャズも聴きます。)

最近,「新作落語」をYouTubeで聴いている。「古典」はマスコミでも,細々とではあるがとりあげられるが,「新作」を聞く機会を与えてくれるのがYouTube。10名を切るぐらいだろうが,新作をつくって,演じて,おもしろい落語家がいる。これは結構な人数だ。古典だって,落語会で聞きたいと思える落語家は同じくらいしかいないのだから。

今や笑点司会者の春風亭昇太は,口調が少々うるさいが,笑点で確立したキャラそのもので演じる落語が楽しい。

一番のオススメが柳家喬太郎は,本当に達者。古典もハイレベルで出来るその技で語る新作はカラフル。「針医堀田と健ちゃんの石」というくだらないフレーズ,よく考えつくものだ。

立川談笑は,ちょっと乱暴だが魅力的。立川志の輔は,新作もうまい。なによりも,安定感がある。喬太郎や談笑から入るとビックリするかもしれないが,志の輔なら落ち着いて楽しめる。円丈の弟子,三遊亭白鳥も良い。

関西では,桂文珍も「老婆の休日」などの名作があるが,(YouTubeで聴ける)話の数は少ない。

創作落語は,内容的には一人コント?なのだが,とにかく奇想天外なストーリーとキャラで自由自在に話が広がる(めちゃくちゃになる)ところが魅力。一度おためしあれ。


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masao
ゲイツ,ジョブズ,さんまと同じ1955年生まれ。 この春から自由人?に。