昔のスタイルで出ています 日本代表オマーン戦

11日のオマーン戦。大迫の予定通りの大活躍が見られ,快勝。でも,見ていて「あれ?」と思ったのは私だけではないだろう。

それは,以前の,「ボールを支配するスタイル」に戻っていたことだ。監督が目指してきた「縦に早い」スタイルではない。

実は,「正しい」スタイルなどない。サッカーで大切なのは状況に応じた戦術だ。相手により,状況により最適なスタイルに変えていける柔軟性があってこそ,本当に強いチームと言えるのではないか。

思い返せば,日本代表は,中東のカウンター,オーストラリアの高さなどにやられてきた。それは,リードしている状況でも,それに応じた守備・攻撃のやり方ができなかったから。

例えば,1点リードしているときに,攻撃陣は2点差にしようと前がかりになり,守備陣は守ろうと下がれば,セカンドボールをすべて拾われて守備から抜け出せなく失点,ということが繰り返されてきた。その典型が2006年のワールドカップ対オーストラリア戦の逆転負け。

また,前回のワールドカップ対コロンビア戦でも先行してから,相手が攻撃に重点を置いたときの守備のやり方が準備できておらず,あわててしまった。

現在の日本代表は壁にぶつかっているが,選手たちの間で共通の判断ができるようになって,状況に応じてスタイルを選べるようになれば一段と強くなれると期待している。

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masao
ゲイツ,ジョブズ,さんまと同じ1955年生まれ。 この春から自由人?に。