チャンスと思えば「何時でも解散」 風雲急の安倍政治

ここひと月余り,私のキャパを越える仕事が続き,ブログを更新する気力・体力がなかったのだが,ようやく解放されて,またつまらない文を書けるまで回復した。

チャンスと思えば「何時でも解散」

解散は,首相の「恣意」で何時でもできる,のだからする,というのが今の自民党そして安倍首相の考えだ(注)。でも,解散をまるでドラえもんの「道具」のように本人都合で使って良いものなのだろうか?

たとえ,それができるとしても,今回のように,「今選挙をやれば勝てるから解散」,さらに,「臨時国会が始まれば,また森かけ問題でうだうだ言われる。これ以上責められるのはいや。そうだ,開いたらすぐ,閉じれば避けられる!」というのはあまりにも国会を軽視している。

一体,臨時国会は何のために開いたのだろうか。当然,目的があるからわざわざ臨時に開いたのだろう。招集したのは内閣だ。なのに,全く議論をせずに解散だ。

目的があるのなら,その目的を全うするのが政治家の務めだと思うのだが,首相には,「野党がつまらないことで私を責め立てる」国会に,意義など認められないのだろう。

注:7条解散は憲法本来の論理構成からすれば,内閣不信任に対抗して内閣が国会の解散を選んだときに,天皇が解散を行う(形式的権力)と考えるのが素直な解釈だろう。それをまげて,天皇の国事行為として解散があり,国事行為を「決める」のは内閣だから,解散は「自由に」内閣が決められるとしているのだ。

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masao
ゲイツ,ジョブズ,さんまと同じ1955年生まれ。 この春から自由人?に。