遠藤と香川 遅くて速い二人

ガンバ大阪の遠藤は，試合中の走行距離が日本代表の試合の中で長い選手の一人である。決して岡崎選手のように「走り回っている」という印象はないのになぜなのか。それは，ダッシュはしないが，ずっとパスを出し，パスをもらうために走り続けているからである。

マンチェスター・ユナイテッドで順調なスタートを切った香川選手も，激しく走るわけではないのに，いつのまにかゴール前のいい位置に入り込んでゴールを決める。

二人に共通しているのは「おそはや」。常に一瞬先を読んで自分の位置を変えている。こういうインテリジェンスのある選手が日本を支えているのだ。